革の製法

革の製法について

バケッタ製法とは?

バケッタ製法とは、イタリアの伝統的な天然皮革素材の製造方法で、現在ではフィレンツェにあるサンタクローチェ地区の歴史あるタンナーで僅かに引き継がれている技法です。1000年もの歴史を持つバケッタ製法は、全ての行程が手作業で行われます。

全行程において手間ひまを惜しまずに熟練の職人が、一枚ごとに丹精を込めて仕上げたその風合いは極上の皮革素材と評価されています。

バケットと呼ばれるその製法とは、牛の脚部を煮だして採取された脂を牛革に丁寧になめしながらしみ込ませていきます。このとき使われるなめし剤は栗やチェスナットで、一般的なクロームによるなめしに比べると時間も手間もかかる非効率なやり方ですが、仕上がりは柔らかく使い込むほどにしみ込ませたオイルがにじみ出てきて極上の艶感を醸し出します。 また、バケッタ製法に使われている牛革はアルプスの自然環境で放牧された牛のショルダー部分のみを使用しています。

バケッタ製法の注意点

注意点としては革の風合いを出すために色止め加工を施していないため、色落ちするケースがあるという点です。 しかし、オイルが十分に染み出てきたらワックス効果によって色落ちも目立たなくなってきます。バケッタ製法で作られたオイルドレザーの抜群の手触りは革財布にぴったりの素材と言えるでしょう。

バケッタ製法のオイル

バケッタ製法で作られたオイルドレザーの特徴は使うほどに味わいを増していく素となるオイルにあります。このオイルは牛革に対して牛の脚部から採取された脂を使うため素材となる牛革との相性は抜群です。

全てが手作業のため牛革には傷やしわが目立つ素材ですが、使い込んでオイルが出てくるとちょっとした傷やしわなら目立たなくなるか、その傷やしわさえも味わいとして楽しめるような個性となります。

新品よりも使い込んだアメ色のマットーネの革財布は使う人のステイタスを高め、持つことの喜びを感じることが出来る逸品となることでしょう。

ヌメ革とは?

ヌメ革とは植物から採れるタンニンという成分で鞣(なめ)された革素材のことを指しています。ココマイスターでは多くのプロダクツの内装にヨーロッパの高級ヌメ革を使用しています。これらのプロダクツの表面にはブライドルやマットーネ、ナポレオンカーフなど、どれも伝統的で希少性の高い高級素材を使用しています。

この表面の最高級素材の風合いを最大限に活かすには内装にもそれに負けないぐらいの風合いを持つ天然皮革素材でなければならないとココマイスターでは考えています。このポリシーのもとで厳選された内装素材がヨーロッパ製の高級ヌメ革なのです。

ヌメ革の特徴

ココマイスターで使用している高級ヌメ革は、目が詰まっていて強度が高い素材です。それゆえ購入直後には少し硬さを感じることがあるかもしれません。しかし使用しているうちに繊維がほぐれ、使い心地のよい柔らかさに変化していきます。

こうした経年変化をも考慮に入れ、職人達が丁寧に手作業で鞣しているのがこのヌメ革の最大の特徴と言えるでしょう。

鞣し(なめし)とは?

革製品に使われる革素材には必ずと言ってよいほど「鞣し(なめし)」という行程が取り入れられています。この鞣しとは本来、革素材の腐敗や劣化を防止する加工技術のことを意味しています。 しかし鞣し加工は、単に素材の保護を目的としているものではなく、耐久性を持たせたり、質感や風合いを増すための様々な工夫や行程を経ることで革素材としての様々な用途が生まれてきます。

このように、革を革素材生まれ変わらせる行程全体を「鞣し(なめし)」と呼んでいるのです。現在、一般的な革素材では機械による鞣しを施すことで一定の品質を維持することとコスト減を計り、大量生産に成功しています。

染料仕上げとは?

染料仕上げとは、文字通り染料を用いてものを染め上げていきます。染料というのは「可溶性」といって水やアルコールに溶けやすい性質を持ち、色の伸びやぼかしなどのグラデーションを付けやすいという特徴があります。

また、可溶性のため繊維にしみ込みやすいのですが反面水にぬれることで色落ちしやすい、経年変化による色の劣化が激しいという特徴があります。日常的には墨やインク、食紅などはこの染料に分類される染色材となります。

革財布の原料となる革素材を染料仕上げした場合、経年変化によって美しい光沢や味のある風合いが生まれます。ココマイスターで使用されているヨーロッパ製の高級皮革には染料仕上げが施されている素材が多いのもこの経年変化を楽しんでもらいたいからです。

顔料仕上げとは?

顔料仕上げとは、「不溶性」の染色材ということで、水やアルコールには溶けない原料が用いられています。身近なところでは油絵の具やポスターカラー(アクリル絵の具)などは「顔料」に分類されます。

顔料は下地にしみ込みにくく、グラデーションなどの繊細な濃淡が付けにくいため、微妙な柄を表現するには扱いが難しいのですが、色むらが出にくく鮮やかな色が出しやすい、また経年変化による色の劣化が少ないというメリットがあります。

こうした顔料の性質は鮮やかな色あいを好み、表面に傷やしわがあることを好まない婦人用の革財布などによく用いられています。日本製の革素材には顔料仕上げが多いのですがその背景には、素材としての安定感を得やすいという特徴が重んじられているからと考えられています。

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